iPad Pro 9.7インチを、いよいよ屋外で使ってみました!
GWに実家に帰ってきたので、帰ったといっても1時間の道のりではありますが、その間の持ち運びと電車内での使用感をレビューしてみたいと思います。
ぼくは、iPad Pro 9.7インチと12.9インチ、およびiPad miniの7.9インチとスリーサイズ制覇してしまったので、各サイズと比較しながらお話していきましょう。
なお、字面だけだと分かりにくいので、インチ表記は以下の通り色分けしてます。
- 12.9インチ:黄
- 9.7インチ:赤
- 7.9インチ:青
iPad Pro 12.9インチの屋外使用は無茶
まず始めに、iPad Pro 12.9インチについては、屋外使用、および移動中の使用は無茶ですね。
713gという重量から、電車内で使う気にはとてもなれません。
スタバとかで広げても、やること何もありませんでした(^^; 文章執筆ならノートPCのほうがタイピングしやすいし、まさかスタバで、美少女イラスト描くわけにもいきませんしねぇ(-_-)
さらには、持ち運びにも難儀します。
最近、月イチで東京→富山へ出張するのですが、MacBook ProとiPad Pro 12.9インチを一緒に持っていく気にはなれず……iPad Proはお留守番させておりました。
12.9インチ単体ならそれほど重くもないのですが両方持ち歩くとなると……バックパックでも翌日肩こりです(ToT)
12.9インチとMacBook Proを比べれば、どう考えても圧倒的に比較する余地なくMacBook Proのほうが必要ですし。
アップルさん提案の、ノートPCの代替とはなり得ないですな、現状の12.9インチでは──というか現状のiOSでは。この点だけは、MicrosoftのSurfaceが一歩上をいっているように感じます。
でもいいんです。iPadシリーズはノートPCを目指しちゃダメなのです。
紙を目指さないと。
ですからiPadシリーズは、PCの周辺機器でいいんです。
だからなおさら、より軽く、より薄くして頂きたいところ。そこでiPad Pro 9.7インチの出番なのですね。
9.7インチ、室内での使用は完璧
iPad Pro 9.7インチ、室内での使用感は完璧です。
あらゆるデジタルコンテンツが、9.7インチのRetinaディスプレイによって美しく鮮やかに表示されております。
iPad miniの7.9インチですと、A4サイズのコンテンツとか四コママンガコミックスとかが、やや読みづらいんですよね。ページの縮尺が縮むので。
iPad miniに比べ、iPad Pro 9.7インチは、文字が小さくなることもなく、手に持って疲れることもなく、大変よいと思いました。
この辺のレビューは『自炊書籍の読み心地』をご一読ください。
さらには、机の上はもちろん、ソファの上でもベッドの上でも、どこにいてもデジタルコンテンツを読む見る描くことができる!
この1枚とApple Pencilがあれば「もはや文房具は何もいらない」といっても過言ではありません!
それほどまでに室内使用は快適でした、9.7インチ。
さて、この完璧マシンが屋外使用するとどうなるのかというと……
iPad Pro 9.7インチを持ち運んでみた
MacBook ProとiPad Pro9.7インチを、バックパックに入れて持ち運んでみました。
体感的には……たかが400gちょい重くなった程度ではぜんぜんへっちゃらでした!
12.9インチのときは、あんなに重く感じたんですけどねー。気分の差かしら?
あ、そっか。12.9インチはスマートカバー(約180g)も付けているので、そうすると合わせて約900gですね。9.7インチと2倍差があります。
ちなみにぼくは、9.7インチにはカバーもケース付けてませんので。
とにもかくにも、iPad Pro9.7インチとMacBook Proを両方持ち歩いても、肩こりが酷くなることはなさそうです(^^) もともとiPad miniを常時携帯しておりましたしね。ここから100gちょい重くなったところで、どうということはありあせんでした。
こんどの出張のときは両方持っていこ〜♪
iPad Pro 9.7インチを電車内で使ってみた
さらに、iPad Pro 9.7インチをバックパックから取り出して、電車内で使ってみました!
吊革に掴まっての使用と、座席に座っての使用、両方試してみた感想はこんな感じ。
「使えなくはないけど、やっぱデカいな。そして重い」
今まで、iPad miniを電車内で使っていたので──この使用感と比べるとデカさ&重さは否めません。
あくまでも体感的な例えですが、iPad miniは電車内で文庫を開くかのような気分でした。つまり気負いなく取り出せて、使うことができた。
これに比べてiPad Pro 9.7インチは、ハードカバーを広げている感じ(^^; ちょいと無理がある気がするけど、読めなくはないという状態ですね。
移動中は揺れるし、姿勢も自由に動かせませんから、無意識のうちにけっこうなストレスがかかっているのだと思います。つり革に掴まっての9.7インチ使用はとくに無理があるかな。満員電車ではなおさら無理でしょう。
まだまだ活かせるiPad mini
ということで、各サイズの棲み分けはこんな感じ。
- iPad Pro 12.9インチ
机の上で使う。持ち運びも、PCと一緒だと重いし、単体だと役不足なので、基本的にお絵かき専用据え置きタイプ。 - iPad Pro 9.7インチ
室内で使う。持ち運びはPCと一緒でも問題ないので、旅先・出張先のホテルでも重宝しそう。電車でも座れるなら使える。 - iPad mini 7.9インチ
いつでもどこでも使える。ただし、A4サイズの大きなコンテンツは見づらい。
こんな感じでしょうか。
屋外使用してみて改めて思ったのは、個人的にはそろそろなくてもいいかと思ったiPad miniが、意外にも、まだまだ使い道があったということ。
大きなPDFや雑誌などのレイアウト固定コンテンツは、確かにiPad miniでは読みづらいですが(文字が小さくて)、工夫次第では解決できます。
例えば、ぼくはもっぱら自炊書籍(裁断→スキャン→PDF化した書籍)を読むのですけれども、ハードカバーサイズになってくると、iPad miniでは文字が小さくなって読みづらいのですよ。電車だと揺れるのでなおさら。
でもそんなときも、『拡大表示したままページ送りができるPDFビューア』を使えば、解決できます。
コンテンツはおおよそリフロー型(レイアウト可変)ですから、iPad mini 7.9インチで困るのはレイアウト固定コンテンツだけなのですね。
iPad Pro 9.7インチが、もっと軽くもっと薄くペラッペラになったら7.9インチは不要になると思いますが……ぼくが調べる限りでは、ぐにゃりと曲がるフレキシブルディスプレイとかの実用化はまだ先(最低でも5,6年先)のようなので、そすっと、9.7インチをさらに軽くするのもなかなか難しいでしょうし、7.9インチはまだまだ活躍の場がありそうですね。
でも7.9インチと9.7インチを両方持ち歩くってのも、バカげてますしねぇ。
どして9.7インチを持ち歩くのかと言えば、ひとえに、いつでもどこでもApple Pencilを使いたいからなのですが……
をや?
ということは、iPad Proに7.9インチが加われば、いいんじゃない?
そうしたら、軽いし、手頃なサイズだし、レイアウト固定コンテンツは工夫すればいいし、電車内でも楽々操作できるし、出先でApple Pencilが使えます。
出先では、ちょっと落書きしたい程度で、がっつりお絵かきすることはないでしょうし、フリーハンドでメモしたりする程度なら、7.9インチで間に合っちゃうかも?
いやいやいや?
ぼくはすでに、iPadを5枚も買ってしまい、3サイズ制覇してますゆえ……iPad Pro 7.9インチをまた後出しされても困るんですが……お財布が。
なんか、自分的には意外な結論に達したのですが、とにもかくにもまとめますと──
- iPad Pro 9.7インチ、室内使用は完璧で、屋外使用はちょっとデカいし重いけど使えなくはない。
- 現状、Apple Pencilが使える最小端末は9.7インチなのだから、お外でApple Pencil使いたいならiPad Pro 9.7インチしか選択肢ない。
- 万が一、iPad Pro 7.9インチが出てきてしまったら……めっちゃ悩む。
とこんなところですね(^^)
ご購入のヒントになれば幸いです!
しっかし……iPad Pro 7.9インチが出たら、やべぃな。また欲しくなっちゃうよ。どうしよう……
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