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2016.09.07

iPadのメリットとデメリット。なぜiPhoneではダメなのか?

ほとんどの機能がiPhoneで代用できる昨今。

にもかかわらず、ぼくはiPadを5枚も買ってしまったわけですが、それもひとえに、iPhoneではできないコトをやろうとしたからなのですね。

そこで今回は、『iPadのメリット・デメリット』と題しまして、iPadでなければならない理由を徹底検証してみたいと思います!

iPadのメリット:そりゃあアナタ、大画面だということだよ

iPad最大のメリットは、説明するまでもなく大画面であることですね(^^;

ホームページやブログを見る際にも、iPadならほぼPCサイトを見ることができます。iPadが発売された当初は、iPad用サイトになってしまうこともけっこうありましたが、最近は、そんなことも少なくなってきました。

PCサイトは、上下左右にナビゲーションが張り巡らされているので、基本的に一覧性が向上します(ま、無駄なナビばかりで使いにくいサイトも多々ありますが)。一覧性が向上するということは、俯瞰して情報を把握しやすくなるということであり、ひいては、コンテンツが読みやすく・分かりやすくなります。

ちなみにワタクシはWebディレクターなる職種で、つまりまぁ企業サイトをあれやこれやと作っている人間ですが、「iPad用サイトも作って欲しい」と言われることはここ数年ゼロであります。まぁ、手がけているのが通販サイトが多い、というのもありますが。

ぶっちゃけ、iPad始めタブレット市場は思ったより全然伸びなかったので、全アクセスの数%しかないタブレットユーザーに対して専用サイトを別途作る予算などないのですね(^^; このブログはiPadネタが中心だというのに、それでも、タブレットで読んでいる人は全体の22%しかありませんから。

iPadのデメリット:重くてかさばるんですわ

では逆に、iPadのデメリットは何かといえば、iPhoneより重くてかさばるということです。

ぼくが初めて購入したiPad2と、2016年の最新機種であるiPad Pro 9.7インチを比べたら、まるで羽が生えたかのように軽くはなりましたが、それでもやっぱりiPhoneと比べたら重いのです。当たり前ですが。

日がな一日iPad Pro 9.7インチを使っていると、指の付け根が痛くなってきたりするのですよ(^^; ……まぁ、ぼくほどiPadを持ち続けている人間も早々いないと思いますので、普通は「指の付け根が痛い」などということは起こりえないでしょうけれども。

さらに最大の難点は『かさばること』なのです。

つまりiPhoneは、いつでもどこでも、肌身離さず持ち歩くことも可能ですし、Plusになってデカくなったとはいえ、ジャケットや鞄のポッケに忍ばせておくことはできるでしょう。

ですがiPadは……?

たとえiPad miniの7.9インチであっても、ジャケットのポッケに入れておくことはできないでしょう(^^;

そして残念なことに、ごく普通の人々の鞄には、デジタル端末は1台あればいいのですね。

ぼくのように、iPhoneもiPadもMacBookも、それに付属するアダプターやらバッテリーやらを詰め込んで持ち歩く人間は希なのです(^^;

デジタル端末が鞄に1台あればいいのであれば、iPhone VS iPadの構図となり、どう考えても、iPhoneのほうが勝るでしょうね。

というわけでiPadは、あえなくiPhoneに敗退したのでした。

でも、『重い』も『かさばる』も、大画面とのトレードオフなのでいかんともしがたいのです。

今後、有機ELがもっと進化して、弾力性あるモニターが誕生し、iPadが下敷きのようにペラッペラになれば、iPhoneとiPad両方持ち歩く人も増えるかもしれません。

あるいは、iPadを二つ折り三つ折りにしてiPhoneのように使えるようになるかもしれません。

まぁそうなったら、iPhoneだとかiPadだとかの区別もなくなるでしょうが、でもまぁ、そんな未来はまだ当分先のようですね。

重くてかさばるiPadを、ぼくはどうして使うのか?

iPadにはデメリットもあり、それを払拭できなかったゆえにiPhoneに負けてしまったわけですが、であっても、使い所を誤らなければ大変重宝する端末でもあります。

何しろぼくは、iPhoneよりiPadを使っている時間のほうが断然長いのですから。

先にも述べたとおり、iPad最大のメリットであり唯一の強みは大画面であることです。

つまりぼくには『大画面でなければならない理由』があったのですね。

その最大の理由が『自炊書籍を読むこと』です。

自炊書籍とは、裁断してスキャンしてデータ化した書籍のこと。なんでそんな面倒なことするのかといえば、一にも二にも保管場所確保のため。

ぼくの自宅には、2147冊もの蔵書がありますが、これ、『書籍』という形で保存してたら、東京の蜂の巣のようなマンションでは、人間様の住むスペースがなくなります(^^;

それが今や、裁断→スキャン→データにしたことで、弁当箱より小さなハードディスクに収まってしまっております!

ですがデータ化してしまったので、読む場合はデジタル端末でないと読めません。

PCで読むには、机にかじりつかねばならないので疲れます。

iPhoneで読むには、当然画面サイズが小さすぎます。

自炊書籍は、いってみれば『紙面を写真にとって束ねただけ』ですから、紙面のレイアウトは固定なのです。iPhoneで読もうものなら、縦横無尽にスワイプせねばならず、読書どころではありません。画面酔いします。

それに読書って、字面を追っているだけではなく、ページ全体の文字も無意識のうちに拾っているのですよ。もっといえば、『書籍のどこまで読んだか?』を、書籍の厚みでもって感じ取っているのです。読書って、体全体を使って行っているものなのですね。

よく「電子書籍は頭に入らない」と言われますが、それは、iPhoneで読むから紙面が小さすぎたり、書籍の厚みを感じられないから『どこまで読んだか?』を把握出来なかったりで、つまりは『情報俯瞰性の欠如』が起こり、カラダ全体で読書が出来ないからだとぼくは考えております。

ま、慣れればどうということはないと思うのですけどね?

電子書籍はレイアウト可変ですのでiPhoneでも読めますが、”自炊”書籍はレイアウト固定ですから、スワイプしまくらねばならず読書どころではないわけです。

そこでひらめいたのがコレ、iPadですョ。

iPadほどの大きさならば、自炊書籍も、1ページ原寸大で読めるのではないか?

このひらめきは、どんぴしゃりでした。

以来ぼくは、マンガはもちろん、あらゆる書籍を自炊してiPadで読むようになりました。

さらにぼくの場合は、iPadはいつ何時も手元にありますから、自炊してiPadに取り込んでおかないと、書籍を読まなくなってしまうのですよ(^^;

「さぁ読書しよう!」と思っても、移動中で手元に書籍がなかったり、寝床で書籍を取りに行くのが面倒だったり、どんだけものぐさなんだという話はおいといて、そもそも読みたい書籍が机の書類に埋もれてたりした日にゃあ、読む気なくなるじゃないですか。

それがiPadに入れておきさえすれば、そんな煩わしさとも無縁なのです!

はたまた、仕事の資料何百枚もiPadに入れておき、出張の際、新幹線内で一気に読書なんて離れ業も可能です。

もしこれが紙資料のままだったら……百科事典を持ち歩くようなものですから、旅行鞄が資料の束で埋まってしまいますがな。精読しなければならないのは十数ペーシだというのに。

極めつけに、電子書籍読み放題のKindle Unlimitedが始まりましたので、そうなると電子マンガも読み放題!

ですが電子マンガは当然レイアウト固定。iPhoneでは読みにくいし、Kindle Paperwhiteでもいささか小さいので、俄然、iPadが活躍します。ま、格安タブレットのKindleFireという選択しもなくはないですが(^^;

このほど左様に、iPadの大画面には助けられてばかりなのですね。

つまりは『レイアウト固定のコンテンツを読む見るするかどうか?』この1点です。

この使用シーンの有無により、iPadが必要か否かが分かれます。

自炊書籍であったり、仕事の資料であったり、最近はようやくExcelなどもiPadに対応しましたから、そのような大きな画面でないと見づらいドキュメントであったり、そんなレイアウト固定コンテンツを、いつでもどこでも見たいときにこそiPadが役立つのです。

ただし、iPadでの仕事までできるかというとそうではありません。なぜなら日本語入力が壊滅的にまずいから。それに、iPad ProのSmart Keyboard(スマートキーボード)はお世辞にも打ちやすいとは言えませんし。ビジネスの基本はテキストですから、文字入力が出来ないイコール仕事で使えないということなのです。早く改善してほしいものですが、2016年9月現在も、メール打つのにもイラリとします。

あ、ちなみに、お絵かきする人にとっては、iPad Pro + Apple Pencilの組み合わせはメチャクチャよいです。詳しくはこちらのエントリーをご覧ください。

とにもかくにも、2016年現在においては、iPad Proはまだまだ読書端末であるということですね。Macのように何でも出来る汎用端末とまではいきません。

ですがMacは机に向かってないと使えませんが、iPadならゴロ寝してても使えます(^^)

書類の山に埋もれている人は、iPadの購入は十分に価値があると思いますよ。

あ、でも、紙資料や書籍をiPadで読みたい場合は、ドキュメントスキャナのScanSnapと、製本されている場合は裁断機が必要ですのでお忘れなく。

さらには、iPadのどのサイズがご自身に適しているのか?については、こちらのエントリーを合わせてご覧くださいませ!

カテゴリー:iPadの選び方

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『i fan』管理人のみくはです。当ブログは、iPhoneやiPadなどのガジェットと、スマホゲームが大好きなぼくが、愉快でお勧めのコンテンツをレビューするブログです(^^) 毎日が楽しくなるコンテンツをご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてね!

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