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2016.03.30

iPad ProとSurface Proの違い、その本質を比較してみた

やべぇ。利便性はSurface(サーフェス)が上だわ明らかに。

見た目重視のぼくは全くそそられないSurfaceですが、それでも最近のMicrosoftはやるなぁと思いました。MSユーザーはデザイン性を求めていないでしょうし、これはこれでありなのかもしれません。近年、Surfaceの売れ行きも好調のようですしね。

ということで今回は、iPad ProとSurface Proの違いを比較して、おのおのの特徴を浮き彫りにしてみたいと思います。

iPadでやれないことがぜんぶ詰まってる!

ぼくはMS社がキライでした(過去形)。

だって、かつてWindowsにはどれほどデータ消されたことか、あんど、Internet ExplorerのせいでWebデザイナーはどれほど苦しめられたか!

なのでぼくは、10年来使ったWindowsからMacに乗り換え、そして再び10年の歳月が流れ──気づけばMicrosoftは、ずいぶんと、ユーザーフレンドリーな会社になっていました。

Microsoftがユーザーフレンドリーな会社になっていると感じるもっともな理由が、Surfaceです。

なぜなら──

「iPadでやれないことが、ぜんぶ詰まってるよ(゚Д゚)」

──ということだからです。

なので正確にいえば、MS社は別にユーザーフレンドリーになったわけではなく、マーケティングが上手な会社ということですが。

そういえば、そうだよね。90年代、AppleとのOS戦争で圧倒的な勝利を納めたもんね。ダメダメなWindowsを、マーケティングの力でのし上げたわけですから。

もともとそういう会社でした、ハイ。コンピュータ業界を牛耳ったたせいで鈍ってましたが、最近は、いろいろと脅威が出てきたので、眠ってた獅子がいよいよ目覚めたのかもしれません。

話戻して、iPad ProとSurface Proの違いは何?

iPad ProとSurface Proの違い──それはOSです。

iOSかWindowsか、の違いではなくて、モバイル用かパソコン用かの違いです。

iPad ProのiOSはモバイル用なのです。これと比較して、Surface Proはパソコン用OS、Windowsのママ。この違いがどんな違いになるのかと端的に言えば、下記3つ。

アプリと操作性と入力方式、です。

アプリの違い

iPad Proは、iPad Pro専用アプリを入れたり買ったりする必要があります。これと比較してSurface Proは、Windowsで使っていたアプリをそのまま使えます。

まぁ最近は、アプリの縛りがキツいので、2台目使用料金を払わねばならないこと多いでしょうが、それでも、操作性はまったく同じ。つまり、新たなアプリをイチから覚える必要ありません。

例えばお絵かきアプリで有名なものにCLIP STUDIO PAINT(以下、クリスタ)というのがありますが、iPad Proはこれが使えません。いや、実際は裏技あって使えるんだけど、普通には使えません。なぜなら、クリスタにはiPad Pro用アプリが開発されていないから。

でも、Surface Proはクリスタが使えます。なぜなら、Surface Proは、タブレットの皮を被ったWindowsPCだから(笑)

操作性の違い

「アプリをイチから覚えなくてもいい」ということだけでも、Surface Proの操作性は凄まじいアドバンテージですが、これはアプリに限ったことではありません。コンピュータ操作そのものも、同じ事。

iPad ProとMacとでは、そもそもの画面が違うので、操作もぜんぜん違うんですね。その端的な例がユーザーが作ったファイルの管理に現れています。iPad Proは、ファイルをアプリ毎に管理するのに、Macでは、ファイルを管理するのはフォルダなのです、アプリではなく。詳しくはこちらで。

でもSurfaceはWindowsですから、パソコンで慣れ親しんだ画面に(タブレットモード解除の必要アリ)、慣れ親しんだフォルダ管理。違和感まったくありません。

入力方式の違い

iPad Proは、使えないSmart Keyboard (スマート キーボード)と素晴らしいApple Pencil(アップル ペンシル)を、Surfaceのまねっこして作っちゃいましたが、それでも足りない入力デバイスが一つだけあります。

それが、マウス。マウスですよ!

キーボードついたのに、マウスがなくちゃつかいにくいでしょーーーーが!!!

かつてAppleさんは、MacBookにタッチパネルは実装しないと断言し、その理由が「ノートブックの画面に手を伸ばすのは美しくない」なんてことをいってましたが、iPad Proにキーボードつけたらほぼノートブックでしょうに。その美しくない挙動をさせるんですか?

とにかくマウス。マウスがなくちゃ使いにくいことこの上ありませんのです。

あとは、USBがあるとかないとか、細々とした違いはありますが、大きな違いは上記3つなのですね。

いずれも、利便性においてはSurfaceが一枚上を行っているように思います。

でも、上記どの違いも、Appleさんが本気になって、『iPadにMacOSを入れる』か『MacBookでApple Pencilを使えるようにする』かすれば、ぜんぶ丸っと解決できるのに。

どれも今すぐ実現できそうなことばかりなのになぁ。まぁ『iPadにMacOSを入れる』は絶対にやってくれなそうだけど、『MacBookでApple Pencilを使えるようにする』はちょっと期待できますかね?

設計思想の違いは、iPad Proは紙、Surface Proはパソコン

以上は利便性の違いですが、なぜこんな違いが生まれるのかといえば、設計思想に違いがあるからです。

そのそもの企業体質として、Appleは『開拓者』なので、ゼロからイチを生み出す会社。需要のないところに需要を作り出す会社なのです。だからiPhoneもiPadも生まれたと言えます。まぁこれは、Appleがというよりは、天才ジョブズさんだから、とも言えますが。にもかかわらず、なんでSurfaceにおもねってSmart Keyboardなんて出しちゃったかなぁ……

これと比較してMicrosoftは『最適化』であり、イチをヒャクに広げる会社。需要と需要の隙間を埋めることにより広げる会社なのです。だからSurface ProはiPadのキャッチアップであり、iPadユーザーの不満をリサーチしてソコを埋めるようにして作られたマシンなのでしょう。

このような企業体質の違いから出てくる設計思想の違いとは、iPad Proは紙であり、Surface Proはあくまでもパソコンだということです。

iPad Proが目指すモノ

iPad Proが目指すモノは、『紙』。アナログの紙のことですね。だからこそ、Apple Pencilの書き味にこだわりまくり『Apple』の名前まで冠したのでしょう。Smart Keyboardは、Apple Keyboardではありませんでしたから。やむを得ず作った感じしますが、邪推ですかね?

開拓者として発想するなら、これはこれでアリなのですけれども、テクノロジーがまだそこまで追いついていないのです残念ながら。

もっといえば、Appleは『端末売り』の会社でもあるので、MacBookはなかなか切り捨てられないはず。そうすると、あくまでも、MacBookとiPad Proの併存を考えるはずです。

であるならば、パソコンでしなければならない仕事はMacで、紙のようにコンピュータを使いたいときはiPad Proで、ユーザーにこういう使い方提案することこそが、Apple(の収益)にとってベストなはずです。端末2台も買ってくれるわけで。

それならそれで別にいいのですよぼくは。どうせもうiPad4枚も持ってるし、Appleさんになら、今後も貢いじゃいますがな。

なので問題は、ソコじゃないんです。使い分け強要されるのが嫌なんじゃないんです。

重いんですよ(ToT)

ほんと重いんです……MacBookとiPad Pro両方持ち歩くのは……

iPad Proがこれからより薄く、軽く、ペラッペラになるのなら、MacBookとの併用も全然アリ。スタバで、MacBookでブログ書いて、お絵かきしたいときはiPad Proを使う、なんてこともまったくオッケー。

ですが現状は重すぎて、両方ともに持ちあるく気にはなれません。

Surface Proが目指すモノ

Microsoftは常に最適化する会社ですから、Surface Proを見ていても、ここに未来は感じられません。

あくまでも、パソコンにペン入力ができるようになっただけ、という印象。まぁ、こうなってくると、いちばんヤバいのはAppleではなくWacomでしょうけれども。

もしAppleがペラッペラのiPad Proを完成させたら、Surfaceもそれに習うでしょう。人々の不満をリサーチしながら。

でも、それだけの会社だと思うのですね。

だからぼくはiPad Proを使う

ぼくがコンピュータに求めているものは、けっきょく、利便性ではないんですね。

まぁ、よく変わり者だとは言われますが。

ぼくがコンピュータに求めているもの、それは近未来SFなのです!

つまりぶっちゃけ、娯楽です。

今後、iPad Proがどう進化していくのか、どんなSF的世界をぼくたちに見せてくれるのか?

それが楽しみでしかたないから、現時点で多少不便でも、iPad Proを使い、iPhoneを使い、重たい思いをしつつもMacBookと一緒に持ち歩くわけです。

で、不平不満はブログに書いてストレス発散と(^^;

でもこういうビジョンや夢を見させてくれる会社や製品って、今後の経済活動にとても重要だと思う昨今なのですが。

あなたはいかが?

まぁいずれにしても──AppleにしてもMicrosoftにしても、最大のライバルはGoogleなんだから、お互い協力したほうがいいと思いますけどね?

カテゴリー:iPadの選び方

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