ひっさびさの晴れ間だったので洗濯機を4回も回したみくはです(^^;
さて今回は、読者さんから以下の質問を頂きましたのでお答え致します!
質問
「 iPad ProとApple Pencilはちょっと値が張るので、iPad(無印)と他社製スタイラスペンで書くのはどうでしょうか?」
なるほどその手があったか……!
iPad Pro & Apple Pencil の反応速度には及ばないと思いますが、iPad(無印)はとてもコスパがいいですし、他社製スタイラスペンでの反応速度がそこそこならば、文字などは手書きできるかもしれません。
となると、お絵かきはせず文字を書くだけの人には『iPad(無印) & 他社製スタイラスペン』でもいいかも?
ということで比較してみました!
ちなみに、Apple Pencilが使えないiPad miniも考慮してみましたので、iPad mini愛用の方もご一読ください。
使ったスタイラスペンとiPadとアプリについて
まずiPad本体は、Apple Pencilと比較しますのでiPad Pro 10.5インチに書いてみました。ついでにiPad mini 2にも書いてみました(こっちはApple Pencil使えませんが)。
つぎに使用アプリはBamboo Paperにしました。後述のスタイラスペンはWacom製にしまして、なるべくWacom製スタイラスペンが優位になるようBamboo Paperを選んだ次第です。Apple Pencilがよいのは当たり前ですので(^^;
そして使用したペンは下記3種類です。
- Wacom スタイラスペン Bamboo Sketch
- MEKO スタイラス タッチペン
- いわずもがなApple Pencil
『Bamboo Sketch』は、「ペン入力といえばやっぱりWacom」ということでWacom製品の中から、2017年8月現在で最もハイスペックなものを選びました。お値段は8,798円(税込)とけっこう高いです。
『MEKO スタイラス タッチペン』は、廉価版の中からAmazonで人気のモノを選びました。現時点でのお値段は799円(税込)とめっちゃ安いです(^^;
ちなみにApple Pencilは11,664円(税込)ですからやっぱり高額ですね。
この価格差に見合うだけの性能差は、果たしてあるのか否か!? まずは動画でご確認ください。
スタイラスペン比較の動画
スタイラスペン比較の私見
動画を見て、その書き心地は如何に感じましたでしょうか?
動画だとそこまで書き心地の違いが伝わらないかもしれませんし、書き心地は人それぞれ感じ方に違いはあると思いますが……ですがぼくの私見をいうならこうです。
「Apple Pencilを知ってしまったいまとなっては、他社製スタイラスペンにはもう戻れない!」
Apple Pencil、さすが純正かつ専用だけあって段違いで桁違いです。「Apple Pencilはスタイラスではなく鉛筆」とAppleさんが主張するのも頷けます。
iPad ProとApple Pencilの組み合わせだからこそ『紙とほぼ同等の書き心地』なのだ改めて実感しました。
これに比べて『Bamboo Sketch』は、反応速度がだいぶ劣ります。文字を手書きしている時も、スピードをあげると書けない場合もあります。なので一筆一筆を「ぐっ、ぐっ」と強く押し込み、ゆっくり書かねばなりません。
例えるなら「インクが切れかかったボールペン」のようでした。書けなくはないですが、じみ〜にストレスを感じます。
さらには手のひらを画面にくっつけて書こうとしたらほとんど書けません。手のひらをつけても大丈夫にする『パームリジェクション』という機能を搭載しているMediBang Paintというアプリでも書いてみましたが、やっぱり「インクが切れかかったボールペン」のように線が飛び飛びになります。
アプリだけのパームリジェクションは限界があるのでしょうね。ハードからもリジェクションしてやらないと。
というわけで地味なストレスをすごく感じるわけですが、この地味なストレスこそコンピュータを使うに当たって致命的だとぼくは思うのです。まさに塵も積もれば山となるで、ストレスがたまると、買ったはいいけど結局使わなくなる可能性が高いです。
さらに作画においても同様で、非常にストレスを感じました。製品名に Sketch(スケッチ) と入っていますが、このペンでスケッチするのは至難の業だと思います。
絵が上手で、線を入れる回数が少なくて済む人はこのペンでも描けるかもしれませんが、ぼくは、なんどもなんども線を引き直しますので、そういう人にはまったく向きません。ペンの反応が遅延して線が描画されない……などということが頻発します。
さらにBamboo Sketchは、その性能(筆圧感知とか)をフルで発揮するためには、対応するアプリを使わねばならないところも難点です。もちろん、サードパーティである以上やむを得ないとは思いますが……
対応アプリについてはメーカーサイトにてご確認ください。
『MEKO スタイラス タッチペン』に至っては、これはもう不要ではないでしょうか?
やはり手のひらを画面についてですと書けません。
そもそも筆圧感知もできないので、これはペンの代わりではなく指の代わりですね。
まぁ……指よりは文字を書きやすくはなると思いますし、世間には指一本でオバマさんの肖像画を描く強者もいますから、そういう人ならこのペンでもお絵かきできるのでしょうけれども……このエントリーではそのような神業は除外です(^^;
故ジョブズさんが「誰がスタイラスなんか欲しがるんだ!」といっていた通り、「指代わりのスタイラスペンならいらない」とぼくも思います。それほどにiPadもiPhoneもタッチ操作が秀逸ですから『先端が細いだけの棒』は不要なのです。必要性を強いてあげるなら、指紋を付けたくないとかでしょうか。
Amazonレビューは高いですが、まぁ価格のわりにということでしょう。Apple Pencilに慣れてしまったぼくとしては使用するのには耐えがたい代物でした。
まとめ:他社製スタイラスペンはもういらない
ということで、当初予想よりも段違いに性能差を感じた次第です。
なので読者さんからの質問「iPad(無印)と他社製スタイラスペンで書くのはどうでしょうか?」への佐々木回答はこうなります。
「iPad(無印)と他社製スタイラスペンの組み合わせはやめましょう。やっぱり、Apple Pencilはズバ抜けています」
2019年には、iPad miniもApple Pencil(第一世代)対応になり、iPadシリーズすべてでApple Pencilが使えるようになりましたので、他社製スタイラスペンを使う理由はほぼ消滅したと思いますねー。
以上、ご参考になれば幸いです(^^)
カテゴリー:iPadの選び方