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2017.11.05

iPhone Xレビュー:Face IDの精度がすごい!
でも距離とマスクには注意!

実家で髪切ってスッキリのみくはです! 実家、床屋なもので(^^;

さて今回は、ぼくがiPhone Xで最も驚いたFace ID(フェイスアイディー)について詳しくお話します!

Face IDとは、iPhone 8まで搭載されていた指紋認証(Touch ID)に変わって搭載された顔認証であります。(ちなみにiPhone XにはTouch IDはありません)

顔認証なので、iPhone Xをみるだけでパスコード解除できるという、「未来かョ!?」と突っ込みたくなる機能なのですね(意味不明)。

ぶっちゃけぼくは、Face IDにはあまり期待していなかったのですが……iPhone Xを起動して真っ先に度肝を抜かれたのがFace IDでした。

何しろ『使っていることに気づかない』ほどの認識精度と反応速度なのです……!

今回はその様子を動画でお見せするとともに、Face IDの弱点も押さえておこうと思います。弱点が分かれば、より快適にFace IDを使いこなせますからね。

Face IDを使っている様子!

前述の通り、とにかくFace IDに驚いたのが精度と速度。まずは動画をご覧ください!

いったいいつ、Face IDが起動したか分かりましたでしょうか(^^; いちおう、動画内3回目の起動で、若干Face IDの画面が見えておりました。

でもぼくは、初見では、Face IDが稼働していたことすら気づきませんでした……!

iPhone 8までに搭載されているTouch IDは、指紋の認識精度と反応速度がイマイチとぼくは感じていて、決済などで使うのはいいのですが、iPhoneのパスコード解除には使えないと考えておりました。なのでパスコード解除は昔ながらの手入力だったのです。

何しろパスコード解除は、iPhoneでもっとも頻繁に行う操作ですからね。これが少しもたついただけで、微細なストレスが蓄積して、気づかぬうちにイライラしていることでしょう。

ですがFace IDにはこれがありません!

あっという間に顔面スキャンして、パスコード解除してくれます!!

これで、煩わしいパスコード入力ともオサラバです!!!

そんなわけで、Face IDはとてもスムーズなので仕組みを知らずともいいのですが、でも念のため、どのタイミングで解除しているのかをお話しておきましょう。

Face IDのパスコード解除のタイミング

Face IDの精度と速度があまりに早いので、パスコード解除のタイミングは、動画ではなくキャプチャで説明します(^^;

下図左がロック状態で、右が解除状態です。

間違い探しのようですが(^^;、その違いとは、画面中央にある鍵マークですね。これが閉じているか開いているかの違いで、パスコード解除の有無を判断するというわけです。

f:id:sasa365:20171105090511p:plain

でもまぁ、この鍵マークは意識しなくても大丈夫。

なぜかというと、ロック解除を先にしても、あとからFace IDが動くからです。

もうちょっと詳しく説明しますと……

前掲動画のように、画面下縁から上にスワイプすることでiPhone Xはロック解除されてホーム画面が表示されます。このスワイプ操作のわずかな間にFace IDが働くわけです。

このとき、Face IDが働くよりスワイプ操作が先に完了したとしても、Face IDは後からでも働きます。

先にスワイプ操作が完了すると、一瞬間、以下のような画面になってFace IDの完了待ちとなるわけです。

f:id:sasa365:20171105090704p:plain

もちろん、完了待ちといってもほんと一瞬です。あと実際には、鍵マークのところがなんかウニョウニョ動いてますが、早すぎて視認できません(^^;

そして上掲画面になって数秒してもFace IDが顔認識できなかった場合のみ、パスコード入力画面が現れます。Face IDが顔認識できない状況については後述しますね。

Face IDのソフトウエア的な仕組み

Face IDのハードウエア的な仕組みは、Apple公式サイトに詳しいので割愛しまして、このブログでは、ソフトウエア的な仕組みを考察してみたいなと。

Face IDがこれほどまでにスムーズなのは、Appleさんの設計力も合わさってだと思いますので。

なんの設計力がすごいのかというと『ホーム画面を表示する』という、ただそれだけの操作を、Appleさんは三工程に分離して考えている点だと思いました。

  1. スリープ解除
  2. パスコード解除
  3. ロック解除

この三工程ですね。

まずスリープ解除についてですが、従来は、ホームボタンを押すのが最も早かったと思います。

でもiPhone Xではこのホームボタンがなくなりました。そこで活きてくるのが『手前に傾けてスリープ解除機能』です。

この『傾けてスリープ解除』機能自体は、iPhone 6&iOS10のときに実装された機能でしたが、ホームボタンのほうが確実だったのでぼくは使っていませんでした。ですがiPhone Xではホームボタンがなくなりましたから、サイドボタンを押すか、『傾けてスリープ解除』を使うかになりました。

そして慣れてみると、サイドボタン押すより『傾けてスリープ解除』のほうが快適です(^^) 体感ではありますが、iPhone 6のころより精度も上がっているように感じます。

この『傾けてスリープ解除』により、スリープ解除はほぼ自動化されたわけです。

次の障壁はパスコード解除ですが、手入力の場合、パスコード入力画面表示するためにもう1度ホームボタンを押して、さらに数字入力に最低でも4タップ必要でした。しかも、押し間違えてイラリとすることは誰しもあったかと思います。

ぼくなんてモノグサを極めていますから、単純な数字4ケタにしておりましたよ(^^; しかも、パスコードロックまでの時間は最大(4時間)にしておりました♪(´ε`)

前述の通り、Touch ID(指紋認証)は精度・速度ともにイマイチに感じたので使っていなかったし。

iPhone Xではココが最も改善された点で、Face IDにより凄まじくスムーズになったわけです。

何しろ、iPhone Xを見つめるだけ! 見つめれば、愛しのiPhoneはあなたに画面を開いてくれます(><)b

そして最後の障壁はロック解除。

パスコード解除すればロック解除は自動ですが、『パスコードロックまで4時間』とかに設定していると、このロック解除はホームボタンをまたもや押さねばならないわけです。しかもホームボタン連打しても反応しないし(^^;

ちなみにかつては『画面を右から左にスワイプ』でロック解除だったわけです。

それとパスコードの有無で操作性が変わってしまうのも、煩わしさを感じる一因かと思います。

iPhone Xでは、Face IDの待ち時間がほぼ感じられませんので、常にパスコードロックしておけますし、それにより操作性も『上にスライドするだけ』と統一感が生まれました。

ということで、実は、iPhoneのホーム画面を表示させるためにいままで何タップもしたり、ホームボタンを連打したり、ホームボタンに触れてちょい待たねばならなかったのですが、Face IDの導入により、『画面を上にスライド』するだけでよくなったのです。『画面に顔を向ける』という動作は必要ですが、普通、iPhoneを操作するときは画面を顔に向けていますからね。

iPhoneの起動って、意外と手間取っていたのですねぇ(^^;

Appleさんは、この『無意識にやっているけど、無意識下にストレスを感じていた操作』を改善してくれたわけです。

こういうきめ細やかなケアこそ、Appleさんの真骨頂だと思います。

いわれてみれば「そりゃそうだよね」って感じではありますが、何しろ無意識ですので、いわれてみないと分からないんですよ。

当たり前になっているコトに気づき、いわんやそれを変えていくことは大変ですからねぇ。

では実際に、どのくらいの精度なのかを試してみましょう。

どのくらいの精度なのか?

メガネの有無

ぼくは普段からメガネ着用で、たまにメガネしたまま風呂に入ってしまうほど顔の一部化しているので(^^;、Face IDにもメガネのまま顔登録しています。

ということでメガネを外してみましたが、まぁもちろんこのくらいはへっちゃらですね。

なおFace IDには『Face IDを使用するには注視が必要』という設定がありますが、これはオンにしています。

他人の識別

iPhone X入手時、ちょうど実家に帰省しておりましたので、他人でも誤認識しないか両親で試してみました。

まぁ完全な他人よりは似ているでしょうし(^^;

もちろんこれも大丈夫でした。

でも、瓜二つの双子だとロック解除された、みたいなニュースも出回ってましたね。まぁ兄弟姉妹ならパスコード抜かれても大して問題ないとは思いますが。何かしらの事情でお家騒動でもしていない限り。

暗所での認識

うちの事務所は窓のない部屋があるので、本当に完璧な暗所状態で試してみました。

それでもFace IDは、なんと顔を認識しました……!

Appleさんによると『目に見えない赤外線により、暗い場所でもあなたの顔を特定しやすくなります。』とのこと。すごいな!

なおiPhone X入手直後は、消灯した寝室でなんどかエラーになったので「やっぱり暗闇ではダメかー」と思ったのですが、改めて調べてみるとそうではなく、エラーの原因は『顔との距離』でした。詳しくはこのあとに。

帽子・マスク・アイマスク(!)の着用

顔にいろいろ着けてみたらどうなるのかも検証してみました。

まずは帽子。ちなみにかぶったのは下掲の帽子。

f:id:sasa365:20171105120557j:plain

最初はエラーが起こりましたが、何度かパスコード入力しているうちにエラーはなくなりました。これが機械学習の威力か!? まぁ最初のエラーは偶然かもしれませんが、この辺は操作しているだけではよく分からないですね(^^;

次にマスク。

これはなんと……何度試してもエラーになってしまいます!

まぢか?

帽子のように、パスコードを何度か入力してみてもダメでした。あらー?

これからインフルエンザの季節だし、春になったら花粉が飛ぶし、日本人は何かとマスクを着用すると思うのですが、そういうシーンではFace IDが使えないということですね。バージョンアップしてより一層の精度向上を求めたいところですが、認識をゆるくしすぎて他人でもロック解除されても困りますしねぇ(-_-)

ちなみに個人的には、マスク嫌いなので、インフルになってしまった時以外はマスクしませんから大きな支障はありませんが(^^;

マスクがダメってことは、目を覆うアイマスクもダメでしょうってことで念のため試しましたが、無論ダメでした。

サングラスの場合は認識するようですが、あまりに大きいとダメかもね。

ちなみに『Face IDを使用するには注視が必要』をオフにしてもダメでした。

歳を取っても大丈夫!

ちなみにAppleさんによると、顔認証は常に機械学習をしているとのこと。だからメガネの有無にも対応できるんですね。

極端な話、自分がおじいちゃんになっても、iPhone Xはその経年変化を学習しつづけ、顔認証は問題なくできるのでしょう、たぶん。

まぁ……自分が老け込むほど長くiPhone Xを使うことはないでしょうが(^^;

Face IDの弱点

そんなわけで、とても快適な操作性を実現してくれるFace IDですが、もちろん弱点もあります。

その大きな弱点が前述の『マスク着用時は認識できない』ということですが、もう1つあります。

それは『iPhone Xと顔の距離』です。

Face IDの認識はフロントカメラを通して行われますので、そのフロントカメラに自分の顔が収まり切らないほど近いと、Face IDもエラーになってしまいます。

iPhone Xと顔をそんなに近づけることはないと思われるかもしれませんが、ぼくの場合、うつ伏せ・仰向けのときはエラーが多発しました。

つまり、布団に潜り込んでiPhone Xを使う人は要注意なのですね。

まぁこれは、iPhone Xの精度の問題というより、カメラレンズの限界でありましょう。

ここでの対処は1つだけで『Face IDのエラーが出たら、iPhone Xを顔から遠ざける』と覚えておけばよいでしょう。

その他の細かな弱点としては、ホームページのログインとかにもFace IDは使われるのですが、このとき、認証エラーになった場合のアラートがなんもでないんです(^^;

『エラーになりました』とひと言いってくれないと、認識がチョッパヤ過ぎて、Face IDがエラーになったのか、IDとパスワードが保存されていないのかが分かりません。この辺は、iOSのバージョンアップとともに改善してほしいところですね。

それと現状では、Face IDが使えたり、パスワード入力を求められたり、Appleさんのサービス内でも挙動がマチマチなので、せめて純正アプリ内ではFace IDにぜんぶ統一してほしいですね。

例えば、iBooksで購入済み書籍をダウンロードしようとしたら、Face IDが起動するのではなくパスワード入力を求められました。この辺をFace IDにすべて統合されると嬉しいんだけど、現状、Face IDが実装されているのはiPhone Xだけなので、統合までには時間がかかりそうではありますね。

まとめ:iPhone 8よりiPhone X

細かな不具合はあるものの、Face IDはパスコード解除だけでもすごい機能だと思います。

「Face IDを使いたいからiPhoneを買い換える!」ほどではないと思いますが、バッテリー摩耗などによる機種変時には「iPhone 8よりiPhone Xがよい!」と断言できるほどに素晴らしい機能です(^^)

ちょっと値が張りますが、ニッポンのキャリアはあの手この手で割り引いてくれてますし(まぁ通信費は高いけど)。でもその分、その料金形態はあまりに複雑すぎてブログでは書ききれませんので(ToT)、お店にいって聞くのがいちばん早いと思います。

以上、Face IDに関するレビューでした!

カテゴリー:iPhoneの使い方

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